鶏小屋

鶏小屋の屋根をDIY【秘境に鶏小屋をつくろう〜♯4】

2021/02/01

前回の記事にて鶏小屋の骨組み(上棟)に関することを書きました。

「鶏小屋をDIYで骨組み(上棟)【秘境に鶏小屋をつくろう♯3】」

この続きです。

今回は、屋根に関してです。

鶏小屋をDIY、屋根をつくる

DIYで建物の屋根をつくるにあたって、大きくわけるとふたつの方法があります。

  1. 家や小屋など、隙間無くつくるもの
  2. 鶏小屋や薪棚など、隙間があっても問題ないもの

家や小屋

人が暮らすような住宅や小屋など、隙間があっては困るものは、

  • 垂木
  • 合板(野地板)
  • ルーフィング(防水シート)
  • 屋根材(トタンなど)

こんな感じで施行するのが基本ですね。

鶏小屋や薪棚など

しかし鶏小屋や薪棚など簡易的な構造で隙間があってもいいものは、

  • 垂木
  • 下地材(胴縁)
  • 屋根材(ガルバリウム)

このような感じでつくります。材料費が安くなりますし、もちろんその分、手間も減ります。

鶏小屋をDIY、垂木を架ける

垂木のサイズをどうするか?

垂木を架けていくのですが、選んだ木材は45mm×45mm。ちょっと細いかな?と思いましたが、予算的に少しケチりました。今のところは雪にも負けず頑張ってくれていますが45mm×60mmとかの方が安心できるでしょう。材料を買ってから「あぁ、45mm×60mmにしておけば…」と、ちょっと後悔…。

垂木の長さは、建物からどれだけだしたいかで決まります。ただ出しすぎると強度が心配になるので南側、北側、共に300mmほど出るようにしました。

垂木を架けるにあたって難しいこと

ピンと張った水糸に合わせて垂木を1本づつ固定していきます。

垂木を架けるにあたって難しいのが、建物から出ている部分がすべて同じ長さにするということです。じゃないとカッコ悪い…。なので、一番端(東側)と端(西側)を最初につけ、そこに水糸を架けました。水糸によって直線がでるので、あとはそこに合わせて他の垂木をつけていく作戦です。水糸に触れるとでこぼこしてしまうので、触れるか触れないかギリギリの所に合わせて、垂木をつけていきました。

直線が出ている長ーーーい木材があればそれを仮付けして合わせる方が正確にできると思います。水糸だとどうしても動いてしまうからです。ただ今回はそんな長ーーーい木材がなかったので、水糸を使用しました。

鶏小屋をDIY、下地を施行

垂木を架けてしまえば、垂木の上に乗れるので施行が簡単になっていきます。ちょっと細い材を選らんでしまったので、やや恐怖を感じましたが…。ここまでくると「自分が作ったものの上に乗れるなんて…ちょっと感動!」って感じで嬉しくなってきます。なにより完成が見えてくるので、作業もはかどります。

施工中の屋根の上からの景色。

垂木の上に胴縁をつけたところ。一番左に仮で波板を載せてます。

下地は18mm×45mmの胴縁ですが2重にしていて、実質36mm×45mmです。というのも、あとで載せる波板(ガルバリウム)をつける際に、釘が貫通するのを避けるためというのが理由です。そうでないと、天井が釘の先だらけになってしまうからです。

鶏小屋をDIY、波板屋根を施行

波板を張っているところ。屋根が飛ばないようにするため、釘は狭いピッチで。そのため大量に傘釘を使いました。

下地が終わったら、いよいよ波板を被せていきます。ポリカーボネート波板であれば、普通の波板取り付けビスをインパクトで留めていけますが、選んだ屋根材がガルバリウムのものだったので、専用の釘タイプ(ガルバ波板専用スクリュー傘釘)のものにしました。ただこれだと簡単には打てないので、ひとつづつドリルで下穴を開けてから打っていきました。

鶏小屋をDIY、波板屋根が完成

屋根を張り終えたところ。南側は軽トラの荷台に脚立をのせて。

屋根に登れない所などは、軽トラを横につけて足場にしたりなどしながら、なんとか完成。ここまでくれば、小屋内はほぼ濡れることがありません。

これにて「鶏小屋をDIY、屋根をつくる【秘境に鶏小屋をつくろう♯4】」は終了。

次は「鶏小屋の網、壁、ドアをDIY【秘境に鶏小屋をつくろう♯5】」にいきます。

to be continued

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