前回の記事にて鶏小屋の屋根に関することを書きました。
この続きです。
今回は、網、壁、ドアに関してです。
鶏小屋の網をDIYで張る
鶏小屋は四方を網で囲うのが基本のようですが、外敵の侵入なども考え壁面もつくることにしました。なにより、廃材が少々余っていたことと、四方を囲うだけの網を買う予算が…というのが理由です。
網を張る前に考えたこと
鶏小屋内の換気が十分か?というのは、作ってみてから様子をみようと考えていましたが、問題なさそうなので、一部を網に、残りは板材で囲むことにしました。
網は、以前作った鶏小屋の網を取っておいたのでそれを使うことに。錆に強いステンレス、そして網目も細かいもので「自分で自分を褒めたい!」と思うほどナイスなチョイスをしていました。
鶏小屋の網は小さな鳥などの侵入を避けるため、網目の大きさが2cm以下がベストです。また網があまりも細いと、小動物(ネコ、キツネなど)が破る可能性があるので、強度があるものを選びましょう。
網を張る
柱にそのまま巻いていくように網をつけてもいいと思いますが、網の大きさが既に決まっていたこともあり、枠をつくってそこにつける作戦でいきました。網を留める方法は、
- 釘を途中まで打って、頭を曲げて固定
- タッカーを使って固定
- 又釘を使って固定
などが思いつきましたが、一番簡単そうだったので又釘で固定しました。
鶏小屋の壁をDIYで張る
西側と北側に板を張る
まずは西側に板材を張っていきます。これは家の軒天の余りで、あいじゃくり加工されたものです。余りの材料だけに黒く塗装済みのものでしたが、まあ特に問題はないだろうとこれを使いました。しばらくはこの形でしたが「もう少し空気が流れた方がいいかな?」と思い、現在は一部網へと変更しています。
西側を終えたら、北側も同じように張っていきます。「さすがにこの板をやぶって侵入する動物はいないはず」と思うほど、強度があります。この北側には板を張る前に、更に強度をあげる目的で、筋交いを入れました。
南側に板を張る
南側は鶏小屋の顔にもなるので「ちょっと味のある感じにしたいなぁ」と、鶏小屋に求めないカッコよさまで考えていました。そこで思いついたのが、以前近所の人にいただいた材。なんでも古民家の床かなんかに使われていたものらしく、相当に年期の入っているものです。イメージとしては道場の床に使われているようなもの。ただ表面は色が濃くツルツルだったので、あえてざらざらした荒い表情の裏面を表面として使いました。
ただ、あまりにも古い材料だけに直線が出ていないことも多かったので、少しぐらいの隙間は無視。そんなアバウトな感じで張っていきました。
東側に板を張る
西、北、南で持っていた材を使い果たしたので、東側は板を購入することに。ホームセンターで安く販売されている杉の野地板を使いました。
鶏小屋のドアをDIYでつくり
ドアをつける前に、まずは枠を入れました。90mm×30mmのものです。そしてドアですが、費用なども考え1×4(ワンバイフォー)を使うことに。枠のサイズぴったりに作ってしまうと開閉時に干渉してしまうので、2〜3mm枠よりも小さめに作ります。あとは丁番を付けたり、取っ手、ラッチをつけて完成です。
ドアを取り付ける際、少し浮かせて付ける必要があります。そうでないと、開閉の度に下が枠に擦るからです。そんな時は、厚さ1〜2mm程度のものを下に挟んだ状態で丁番をつけると簡単です。僕はそのような場合、長めの差し金を使っています。
鶏小屋のDIYほぼ完成、ヒヨコが入居
これで、鶏小屋はいったんの完成。実は鶏小屋が未完成にも関わらず、既にヒヨコを迎えていたので、最後は急ピッチで仕上げました。
そして時を同じくして、ヒヨコたちは生後1ヶ月を迎えました。この時には、即席で作った段ボールハウスに穴をあけ脱走するようになってきたこと、そして鶏小屋がほぼ完成したので、晴れて新居へ引っ越しを。土の上に撒いた米糠の上を楽しそうに走り始めました。
これにて「鶏小屋をDIY、網、壁、ドアをつくる【秘境に鶏小屋をつくろう♯5】」は終了。
次は「鶏小屋をDIY、エサ箱、産卵箱をつくる【秘境に鶏小屋をつくろう♯6】」にいきます。
to be continued