家作り工事編

浴室施工【秘境に家をつくろう〜工事編07〜】

2020/02/02

前回の記事にてボイラーを決定するところまでを書きました。

「ボイラーをどうする?【秘境に家をつくろう〜工事編06〜】」

この続きです。

風呂をどうしようか? 憧れの薪風呂!?

当初、浴室は手作りしようと考えていました。しかも薪風呂です。今思えば、なんて非現実的な考えだったのだろうと思います。ただ「田舎暮らししよう!」みたいな時って、やっぱりちょっと憧れちゃったりもするんですよね。

家が建った後の話ですが、実際に古民家に住んでいる方の家で昔ながらの薪風呂に入らせてもらう機会がありました。確かに「なんか気持ちいい!」って感じがしましたが、それだけのために毎日薪を用意して、火をつけて、湯加減をみて…っていうのは、正直なところやっぱりいつまでも手が届かない、憧れのものにしておきたいと思いました。

そうだ、ユニットバスをいれよう!

最終的にユニットバスを入れることになりました。その結論に至るまでですが、まずは前述したように手作りの風呂を考えました。理由は安くつくと思っていたからです。

しかし大工のMさんに意見を求めると「素人が水漏れしないものを作るのは結構難しいよ。というかプロでもなかなかやりたくないんじゃないかな」ということでした。そこで「う〜ん…」と考えていたら、再びアドバイスをもらいました。「ハーフユニットというのもあるから、それも検討してみたら?」と。

浴室全てがセットになったユニットバスに対し、ハーフユニットバスは、浴槽の高さまでしか壁がありません。その為、ユニットバスには設定のない建材を使用できるメリットがあります。

「檜を壁や天井に張ったらさぞ気持ちいい風呂になるなぁ」

なんて一瞬頭をよぎりましたが、手入れを怠ると黒ずんだりするなど、なかなか大変そう…。それにやはり水漏れリスクを回避したかったというのが正直なところでした。

そんなことから、気持ちは完全にユニットバスに。そもそも予算なんてあってないような感じで進めていたのですが、ユニットバスにすることによって数十万円支出がアップすることになりました。

ユニットバスの選び方

紆余曲折をへてユニットバスを入れることになりましたが、メーカーも幾つかありますし、またそれぞれに様々な種類のユニットバスが販売されています。こればっかりはデザイン・機能性など個人の好みによるところが大きいと思います。しかしながら、我が家は比較的簡単に決めることができました。

というのも妻の強い希望で「琺瑯(ほーろー)」の浴槽にしたかったからです。そのお陰で選択肢が一気に狭まりました。なにか強いこだわりがあった方が早く決まりますね。

タカラスタンダードでユニットバス選び

幸いなことに、高山市内にタカラスタンダードのショールームがありました。というのも、琺瑯の浴槽といえば、タカラスタンダードしかほぼないので。

それにしても、実物をみながら検討できるのは、本当にありがたいことでした。それに、びっくりするほど対応が素晴らしい店員さんが対応してくださり、結構スムーズに決まりました。決めた材料として以下の通りです。

★浴槽の材質は琺瑯

やはり質感が最高です。こればっかりは好みですが。

★浴槽は白

浴槽を白以外にすると、入浴剤いれた時に面白みがなさそう。なんて思って白にしましたが、2年近く住んでいる今まで1度も入れたことはありません…。

★壁も白

下手に凝って後々後悔するよりもシンプルイズベストということで。一面だけ木目がある白にしました。

★カウンター、エプロンは黒

カウンターとは、鏡の下の物が置けるところ。エプロンとは、浴槽横の部分を指します。全て白はちょっと面白みに欠けるので、この2つはなんとなく黒に。

★床はグレー

汚れが目立たなそうということでグレーに。しかし、大掃除の最中にカビキラーを吹いたまでは良かったのですが、水で流すのを忘れて放置していたらまだらになってしまいました…。

ユニットバスの搬入の日

ユニットバスの仕様を決め、いよいよ翌日に搬入! とはいえ、結構な雪…。我が家までまずはセルフ除雪をしなければなりません。

このとおり、ジムニーでも進めないほどの雪。

 

家作りを決めてから用意しておいた、除雪機の出番。ビシバシ雪を飛ばし、道を作ります。

そしてむかえた搬入日。トラックが坂道を登っていきましたが、しばらくするとバックで戻ってきました。なんでも途中の坂がきついところで登れなくなってしまったそう。雪道では、無理矢理は禁物なので、平坦な道でバンと僕の軽トラに荷物を載せて運ぶことに。

そして、無事搬入が完了。すぐさま工事が始まります。

まずは床面から施行開始。

 

こちらが琺瑯の浴槽。結構な重量で運ぶのに苦労しました。周囲の泡みたいのは断熱材とのこと。

 

壁や天井の施行。

 

施行完了。

パンフレットのようにきれいな写真ではありませんが、こちらが施行完了時の写真です。狙い通り、シンプルで飽きがこなそうな雰囲気に仕上がりました。ただ、ここだけ完成してもその他はまだまだ未完成なので、しばらくこの状態で放置です。

実際に2年近く住んでみての結論としては、とても快適な風呂生活になっています。床は冷たくないし、浴室内も寒くないし、汚れも落ちやすい。なにより琺瑯独特の温かさは確かに気持ちがいいです。

今も強く思いますが、ほんと風呂を自分達で作らなくて良かった…。

これにて「浴室施行【秘境に家をつくろう〜工事編07〜】」は終了。

次は「外壁施行【秘境に家をつくろう〜工事編08〜】」にいきます。

to be continued

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