前回の記事にて薪ストーブに関することを書きました。
この続きです。
今回は、キッチンに関して。
キッチンをどのようにするか? これは、主に料理を作る人が作りやすい環境を整えることが最優先でしょう。ウチでは、最近主流の「アイランドキッチン」ではなく、特段目新しくない壁に向かうスタイルを採用しました。その理由やどうやって作ったのか?を紹介します。
アイランドキッチンのメリット、デメリット?
正直なところ、今までアイランドキッチンの家に住んだことはありません。しかし以下のようなことを考えると、普通のキッチンの方がウチには適していると思いました。
- 部屋のスペースを広く取りたかったから。アイランドキッチンは広いスペースが必要。
- 窓の外に広がる四季折々の自然を眺めながら調理できるから。よく「子どもの様子を見ながら調理」というのも聞きますが、特段必要性を感じませんでした。
- シンプルな作りにしたかったから。キッチンも自作することから、できるだけ複雑な作りは避けたかった。
キッチンをDIY
家の完成検査の期限が迫っていたので、まずはとりあえずの出来上がりをまずは目指しました。用意したのは以下です。
- フリー板。タモの集成材で長さが4m、金額は1枚3万円ほどするもの。
- シンク。家作りを決めただいぶ初期の段階でIKEAで購入したもの。
- コンロ。「やっぱり料理には火を使いたい」という妻の強い希望でIHは検討の余地なし。デザインと3口という条件が一致したHARMANのものに決めました。ネットで購入したもの。
- 水栓。ネットで物色したところ、好みのデザインと価格が希望に合ったもので、シンクの四隅へも水をかけれるように蛇口を動かせるものにしました。
キッチンの作り方

ワトコオイル塗り比べ。左からダークウォルナット、ミディアムウォルナット、ドリフトウッド。
まずは、塗装を。同じ材の端材に3種類塗ってみて見比べ、どれがいいかを決めます。どんなものもそうですが、色味でだいぶ印象が変わるのでいろいろな所でこうやって試し塗りしました。塗料はワトコオイル。3種類塗ってみた結果、ミディアムウォルナットに決定。そうしたら天板や足を塗っていきます。
フリー板にシンク、コンロ、水道の穴を空けます。そしてツーバイ材で組んだ足にのっけただけです。この時拘ったのが、天板の高さ。一般的には床から850mmの高さとされていますが、作業性を考慮して900mmの高さとしました(その後のアップデートで880mmに変更)。これでひとまず水も火も使えるように。と書くと簡単ですが、穴の開け方を間違えるなかなかな精神的ダメージを受けるので、シンクやコンロの穴を空ける際は、シンクやコンロについてくる「施行書」を何度も確認しながら、きちんと寸法通りに行いました。
多分このような方法が一番簡単にキッチンを作れると思います。ただこれだけ長いフリー板はなかなかの重量なので持ち運ぶ際は2人で行いました。
キッチンをアップデート

ツーバイ材で足を組んだ状態。ここからアップデートします。
入居後もしばらくは、ツーバイ材を足にした簡易的なもののままで使っていましたが、あまりかっこいいもものではないですし、利便性もよくないので、同じフリー板を使い足と棚、引き出しを作ります。

足や棚となるタモの集成材に、ワトコオイルのミディアムウォルナットを塗装。
引き出し作りは初めてだったので、「引き出し 作り方」などのワードで検索し色々な方の作り方を見て作りました。そしてできたのが、こちらです。

アップデート後がこの状態です。コンロ下に謎の空間が…
見せる収納という訳ではありませんが、生活感をなくすためになんでもかんでもしまうと作業効率が落ちるのでしばらくはこの状態が続くはず?
ビルトインオーブンを入れる
コンロの下に謎の空間があったのですが、それはオーブンを入れるためでした。予算の関係ですぐには入れられなかったのです。遂に購入できるようになり、またもやネットでポチっと。ガスを使うものなので、取付は業者の方にお願いしました。ただ微妙に寸法が合わなかったので、少しばらしてまた組んで…という二度手間が生じました。

オーブンが設置された現状がこちら
キッチンの換気扇
「失敗した!」と思ったのが、換気扇。
打者にはバット、キッチンには換気扇ってぐらい必要不可欠なもですね。
なのに家作りが始まってからも完全に付けなきゃいけないことを忘れていたのです。ただ、とにかく窓を大きく!というテーマでキッチン造りしていたので、天井から吊り下げるにしても、普通に壁に付けるにしても窓枠内に換気扇が入ってしまう…。こりゃどうするか…。と大工さんに相談した結果、業務用の強い換気扇を入れることにしました。またもやネットで購入し、入れてみるとこれはこれでデザイン的にも面白い。しかも掃除も特に大変ではないので、結果オーライということで。
これにて「キッチンをDIY【秘境に家をつくろう〜工事編15〜】」は終了。
次は「洗面台をDIY【秘境に家をつくろう〜工事編16〜】」にいきます。
to be continued