家作り工事編

内装を仕上げる【秘境に家をつくろう〜工事編10〜】

2020/03/02

前回の記事にて石膏ボードを張り終え、パテ処理するところまでを書きました。

「石膏ボード張り、パテ施工【秘境に家をつくろう〜工事編09〜】」

この続きです。

今回は、壁と天井の仕上げに関して。

「窓台をつくる」

前回、石膏ボード、パテ処理に関して書きましたが、そういえば窓台を忘れていました。窓台とは文字通り、窓枠の下にあるもので、木ではなく石膏ボードで仕上げる場合もあります。

木の方が経年劣化で味がでるということもあり、木で窓台を作ることを選択しました。ただ、杉や檜だと少々面白みに欠けると思ったので「米栂(べいつが)」に。しかしながら様々な建材を取り寄せていた業者には在庫がない…。大工さんにお願いして材木屋で購入することに。

朝。気温はマイナス。そんな寒い中、大工さんと材木屋へ。受け取った米栂はそのまま使える寸法ではなかったので、材木屋さんの機械をかりてmm単位で厚さや幅を調整して材料を準備しました。

この時に、すべての窓台だけでなく、ドアの枠も同時に加工して準備しました。

「壁と天井の仕上げをどうするか?」

一般的に考えられる内装の仕上げとしては以下のような感じだと思います。

  1. 壁紙をはる
  2. 珪藻土や漆喰を塗る
  3. 木をはる
  4. 石やレンガなどをはる

ここで選択したもので長期間に渡って暮らすことになるので、なかなか悩ましいところです。加えて施行面積が大きいだけにコストも手間も大きく変わります。色々悩んだ結果、2と3を選択しました。

「内装の仕上げを決めるまで考えたこと」

1〜4まで、それぞれについて考えたことを紹介します。断っておきますが、我が家の場合であって、よそ様の家のことを否定や批判している訳ではありません。予めご了承くださいませ。

1、壁紙をはる

最もポピュラーな仕上げです。実に多くのデザインから選ぶことができますし、業者が施行すれば短期間でできあがります。しかし、きっと人体には影響がないのでしょうがボンドをたくさん使うこと。それにプリントなどのフェイク感といいましょうか。そういったあたりがどうも好きになれないので、壁紙という選択はありませんでした。フォローする訳ではないのですが、壁紙でしか作れない世界観もあると思うので、ほんと好みですが。

2、珪藻土や漆喰を塗る

自然素材だけに「安心して暮らせそう」みたいなイメージがありました。しかしフラットに塗るとなるとそれこそ熟練の技をもつ左官屋さんに依頼するしかなくなります。逆にフラットを目指さなければ「素人でも塗れる!」という文句で珪藻土や漆喰が販売されているので、素人でも施行が可能です。

検討すると、まず左官屋さんに依頼するのは予算的にNG。結構いい金額になります。そして、素人でも塗れるのだろうけど、コテ跡を残す塗り方はイメージと違う。ただ、やっぱり珪藻土または漆喰を塗りたい…。

そんな時に便利なのが、フジワラ化学株式会社から販売されている「かんたんあんしん珪藻土」というものです。これは僕的には画期的なもので、ローラーで塗ることができる珪藻土。簡単にフラットな面にすることができます。ただ、いわゆる純粋な珪藻土ではなく、科学的な物質も入っているとは思います…。しかし「素人施行が可能」「フラットに塗れる」「予算内で収まる」という条件を満たしているので、一部の壁を除いてこれを使うことにしました。また傷ついたり汚れたりした場合、上塗りすれば簡単に修復が可能です。

※実は宿を作った際に、この珪藻土に出会っていたので、色々考えたもののやはりこれを使うことにしました。

3、木をはる

やっぱり木はいいです。が、使い過ぎるとロッジみたいな雰囲気になりますし(山の中にあるだけに、いかにロッジ風にしないかというのを考えていたので)、なにより面積によっては結構な金額になります。その為、LDKの一部とガレージの一部のみ使うことにしました。

4、石やレンガをはる

素材としてとても面白いと思います。特に薪ストーブがある家では、遮熱材としてレンガをストーブ周りに使っている家が多い印象です。我が家でも薪ストーブを入れてますが、そんなイメージもあって、逆に鉄板で囲むだけという仕上げにしました。

ただ「他の部分に石やレンガを使えたら面白いだろうな」と思うことはありましたが、手間とコストを考えると、選択肢には入りませんでした。

ということで、2の「珪藻土」と、3の「木」で内装を仕上げることになりました。

「かんたんあんしん珪藻土の塗り方」

珪藻土を一部を除いて(木材を張る部分)塗っていきます。この段階で、大工さんからは「もう床板張れるよ」と言われていましたが、塗料が床に少しぐらい落ちても平気なように、また足場で床が傷付くのを避けたかったので、塗装の後に床張りをすることにしました。

順番としては、

1、マスキング

剥がすときは気持ちいいのですが、いかんせん塗料が付いてはいけない所をすべてマスキングしなければならないので、なかなかしんどい作業です。またマスキングの必要量が検討もつかないので、何度もホームセンターで追加購入しました。マスキングテープの幅は色々とあるのですが、ある程度太めの方が使いやすかったです。

2、ハケ塗り

「ローラーで塗れる!」という塗料ではありますが、入隅など、ローラーが届かない部分は先にハケで塗ります。ハケ塗りがすべて終了してローラーというわけではなく、ハケとローラーを交互にやっていきました。

3、ローラー塗り

これは簡単です。何故か下から上に塗った方が飛び散りが少ないです。2度塗りが必要な塗料なので、1度目にうっすらと石膏ボードが見えていても大丈夫です。

4、2度塗り

2と3の工程を繰り返します。

5、マスキング剥がし

一番気持ちいい行程です。隅っこの方など、きれいにできていると、結構な快感です。逆にマスキングがあまく、はみ出た所などあれば、カッターで削ったりなど手間が増えます。2年近く住んでいますが、はみ出た所を未だ放置している部分も多いです…。

4歳児も少しだけお手伝いしました

 

窓がある南側が終わったところ、手前の北側がこれからの部分。どんどん家っぽくなっていきます。

「塗装中の恐怖…」

と、紹介したような手順でどんどん塗っていきました。しかし迫ってきたのが、大工さんに借りていた背の高い脚立(天井を塗るときに必要)の返却期限。日中だけだと時間が足りないので、真冬の深夜も塗装していました。

そんなある日、山の中から突然、悲鳴のような声が響いてきました。

「ギャーーーッ!」っと。

時間は、夜中。場所は、山…。

もちろん恐ろしくて様子なんかみられません。かなりドキッ!として心臓が止まるかと思いましたが、人間なら「助けてー」とかになるはずですし、その後は「しーーーん」としていたので、そのまま作業続行。

後日聞いたところでは、なんでもキツネの鳴き声だそう。まったくもって「コン、コン」なんてかわいらしい鳴き方ではありません。住んでいる現在でもたまに耳に入りますが、さすがに慣れました。

 

話がそれましたが、1週間ほどで、ほぼ塗装を終えました。

「かんたんあんしん珪藻土のカラー」

「かんたんあんしん珪藻土」の回し者ではありませんが、10種類ほどの色から選択できます。我が家では2色使いました。LDK部分は落ち着いた雰囲気のアイボリー。洗面所やトイレ、寝室などは清潔感があるホワイトにしました。壁の一面だけ違う色を入れたりするのも面白いと思います。「もうちょっと冒険してみてもよかったかな? 」と思ったりもしますが、シンプルなだけにやはり今のところ、飽きは感じていません。

今回はこの辺で。

これにて「内装を仕上げる【秘境に家をつくろう〜工事編10〜】」は終了。

次は「フローリングを張る【秘境に家をつくろう〜工事編11〜】」にいきます。

to be continued

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